私を愛してくださった父が3月28日に亡くなりました。
亡くなってから悲しみが癒えず辛いのです。28日の月命日には本願寺まで手を合わせに行って参りました。この先、どの様に気持ちを切り替えて行けばよいのか苦しんでます。お力お貸しください (40代・女性)
青木 永生(あおき ようせい)
30代 栃木県出身
大切な方とまた会っていける世界がめぐまれる
辛いお気持ち良く分かる気がします。私も父が今年の5月に亡くなりました。寂しい思いはもちろんあります。中々気持ちを切り替えられませんね。しかし、もう生身の体を通して父と会うことはできませんが、お念仏とともに、合わせる手とともに、仏様となった父が見守ってくれていると感じます。父も晩年は病に伏し弱ってしまいましたが、仏様となった父は、子どものころに背中を見た、あの強く頼もしい父親で、むしろ今の方が頼もしくすら感じます。
浄土真宗は、死んだらしまい、死によってすべてが断絶される世界ではありません。大切な方とまた会っていける世界がめぐまれるのが浄土真宗です。無理に気持ちを切り替えようとせず、じっくりとお父様ののことを思い返しながら手を合わせるのがよろしいかと思います。