浄土真宗の行事の中で、特に心に残るものや影響を受ける、重要な行事はなんでしょうか?その理由とともに教えてください。
藤井 諦伸(ふじい たいしん)
20代 埼玉県出身
浄土真宗では
浄土真宗では人生の節目に法要という形で行事を行います。お子様が誕生された際や成人式、結婚式や大事な方が亡くなられたときに行うお葬儀やお通夜など、人生の転換期に行う法要を行事として行いますね。
私が個人的にとても大切な行事として考えているのが、報恩講です。報恩講とは、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が御年90歳でご往生された日を機縁とし、聖人のご苦労に感謝してご恩に報いるために行う法要になります。
日々の生活を送る中で、阿弥陀さまのみ教えを聞き、有難いと思うことがどれだけあるのかなと立ち返った時に、丸一日考えない日の方が多いのではないでしょうか。私も日々の世間事にとらわれがちになります。
この報恩講は京都にございます本願寺では8日間、築地本願寺では6日間執り行われます。忙しい日常の中で、法要を見て、ご法話を聞き、自分自身を立ち返ることができるので、この報恩講はとても大切な行事だと考えております。どうぞ、報恩講に限らずお気軽にお参りください。