1934年(昭和9年)に建築家 伊藤忠太の設計によって建築された現在の築地本願寺。インド等アジアの古代仏教建築様式で建てられた建物は、一般的に想像される日本のお寺のイメージとはかけ離れたものではないでしょうか。今回は、その中でも、従来のお寺の固定概念を覆す、インスタ映えしそうなスポットをご紹介します!
①華やかな蓮のステンドグラスがポイント! 【場所:本堂前(向拝)】
本堂に入る前のスペース、「向拝(ごはい)」には見上げると華やかなステンドグラスが。ステンドグラスには鮮やかな蓮の花や葉っぱがあしらわれています。その美しさに思わずカメラのシャッターを押したくなる場所の一つです。
ドアを開けた先には、素敵な照明が広がっています。こちらもぜひご確認ください……!
② ふかふかな真っ赤な絨毯で、特別な気分を味わう 【場所:講堂前】
本堂を左に進むと、真っ赤な絨毯の敷かれた廊下に繋がっています。この廊下には大きな窓が複数あり、晴れた日には差し込む光と窓枠が合わさり絨毯に模様が現れます。天気によって違った印象が楽しめる場所です。
立ち寄った際は、ぜひふかふかの真っ赤な絨毯の上に立って、特別な気分を味わってみてはいかがでしょうか?
③東京のど真ん中で、自然あふれる中庭を眺めながら、癒しタイムを【場所:中庭】
築地本願寺には緑豊かな中庭があります。中庭に直接入っていただくことはできませんが、本堂受付前の廊下からその様子をご覧いただけます。なお、中庭から空を見上げると、自然豊かな森の中にいるような一枚が撮影できます。
④日本のお寺でも珍しい! 50年前に寄贈され、いまだ現役の巨大なパイプオルガン 【場所:本堂】
お参りを終え、後ろを振り返ると巨大なパイプオルガンが設置されています。約50年前に仏教伝道協会から寄贈されてから築地本願寺の人気スポットの一つとして親しまれています。ナイトタイムコンサートも行われ、その様子はまさにクラシックコンサート会場にいるような雰囲気です。
⑤ まるで桃か逆さハート? どんな日でも素敵な表情を見せる、本堂のユニークな窓【場所:本堂】
本堂内には蓮のつぼみを模した桃のような形の窓があります。窓から光が差し込むと、市松模様の床もあたたかな印象にイメージを変えます。画像のように晴れた日の撮影はもちろんですが、曇りや雨の日には窓枠をはっきり写すことができるのでどんなお天気の日にもおすすめできる撮影スポットです。建物のあらゆる部分で見ることができます。ぜひ他にも探してみてください。
⑥ モザイク画のように美しい、エキゾチックな雰囲気を象徴する石造りの床にも注目! 【場所:向拝】
ふと視線を落とすと複雑な模様の石造りの床が一面に広がっています。思わずお寺にいるということを忘れそうな美しさ。このような見逃しそうなところにもアジアの古代仏教建築様式を象徴するこだわりが見られます。
それぞれのスポットはここだ! 地図でみる素敵スポット6選
いかがだったでしょうか? 築地本願寺noteでは、今後もさまざまな僧侶が教える素敵スポットをご紹介していきます。
なお、上記でご紹介したスポットは、敷地内地図の下記の場所にあります。ぜひ、築地本願寺に訪れた際は、古代仏教建築様式のお寺ならではの見どころをチェックしてみてくださいね! 撮影も大歓迎です!