心がホッとするヒント、あります。

すぐに心が軽くなる6つのヒント

 不穏なニュースが多い世の中だからこそ、心やすらかに気持ちを落ち着ける時間が必要です。そこで、築地本願寺GINZAサロンの人気講師の方々や現役僧侶が語る、ホッとできるヒントを紹介していきます。

 まずは、コーチングや心理学の専門家でストレス管理に造詣が深い大江亞紀香先生に、不安と向き合う方法を教えてもらいました。

ヒント1 自分の不安に気付こう

 「落ち着かない」という気持ちに流されてしまうと、いつまでも不安から抜け出すことはできません。そこで大切なのが、一度客観的に「いま自分は不安を感じている」と認めること。感情とは、呼吸のように出たり入ったりする流動的なもの。一度「自分は不安だ」と認めると、不安が心から離れていきます。

ヒント2 ニュースは必要最低限に

 長い歴史の中、人類は危険を早く察知することで生き延びてきました。そのため、心理学的にも人は喜びよりも恐れに敏感で、良いニュースより、悪いニュースの方が心に残りやすいです。否定的なものばかりに触れると気持ちが暗くなるため、「ニュースを見るのは1時間だけ」など、ルールを決めておきましょう。

ヒント3 姿勢は正しく!

 落ち込んでいるときは、姿勢をピンと正して、目線を上に持ってくると、脳から前向きな伝達物質が出て、気持ちが明るくなります。できれば、1時間に1回など時間を決めて、ピンと姿勢を正すのがおすすめ。忘れがちな方は、1時間に1回タイマーを鳴らし、そのタイミングで背筋を伸ばすようにしてください。

ヒント4 笑顔を作ろう

 仮に楽しいことがなくても、顔の筋肉を思いっきり動かして笑顔を作ってみましょう。すると、脳が「喜んでいる」と錯覚して、脳内に前向きな感情を伝える伝達物質が放出するため、自然と気持ちも明るくなります。できるだけ、「イーッ」っと口の両端を耳に近づけるようにするのが、おすすめです。

ヒント5 手を上げて、ジャンプ!

 両手を上にあげた万歳のポーズで、ピョンピョンとジャンプしてみましょう。すると横隔膜が動き、大笑いをしているときと同じ動きになります。これによって脳が「大笑いしている」と錯覚して、前向きな気持ちになるほか、血流が良くなり、健康増進にもなります。

ヒント6 速足で20分以上歩こう

 京都大学森谷教授の研究によれば、週に3回以上速足で20分程度のウォーキングをすると、うつ病の発症率が30%も低く、精神健康度も40%も高かったという結果が出ています。また、体を動かすと、脳に前向きな伝達物質が分泌される上、代謝も上がります。外出を控えがちな時節で運動量も減りがちだからこそ、室内や人気のない場所を早歩きするのはおすすめです。

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