【多田修の落語寺】「粗忽の釘」
落語は仏教の説法から始まりました。だから落語には、仏教に縁の深い話がいろいろあります。このコラムでは、そんな落語と仏教の関係を紹介していきます。 粗忽の釘 春先に引っ越しされる方も多いことでしょう。今回は引っ越しの話…
落語は仏教の説法から始まりました。だから落語には、仏教に縁の深い話がいろいろあります。このコラムでは、そんな落語と仏教の関係を紹介していきます。 粗忽の釘 春先に引っ越しされる方も多いことでしょう。今回は引っ越しの話…
落語は仏教の説法から始まりました。だから落語には、仏教に縁の深い話がいろいろあります。このコラムでは、そんな落語と仏教の関係を紹介していきます。 松山鏡 だれも鏡を知らない松山村(架空でしょう)が話の舞台です。ある農家…
NHKワールドTVでもおなじみのミッシェールさんが初めてであう仏教の文化や習慣を、浄土真宗本願寺派僧侶の南條了瑛さんと共に英語で解説していきます。 Michelle: That looks a lot like a pi…
築地本願寺の本堂には、仏教寺院としては非常に珍しいものがあることをご存じでしょうか?それは、パイプオルガンです。 これは、1970(昭和45)年に、財団法人仏教伝道協会(現・公益財団法人)より寄進されたものです。ドイ…
時代の変化とともに消えた「助け合いの空間」 5月は薫風の季節といわれます。薫風とは、若葉の薫りを含んだ穏やかな風のことです。夏の兆しをはらんだ風が緑の樹々を渡り、匂うような清々しさを伝えてくる。そんな生命力に満ちた季節…
すぐに心が軽くなる6つのヒント 不穏なニュースが多い世の中だからこそ、心やすらかに気持ちを落ち着ける時間が必要です。そこで、築地本願寺GINZAサロンの人気講師の方々や現役僧侶が語る、ホッとできるヒントを紹介していきま…
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派が取り組むさまざまな社会活動をご紹介します。今回は、いま世界中で注目が集まる「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」を紹介します。 ※築地本願寺は持続可能な開発…
お釈迦さまのさとり 4月8日はお釈迦さまのお誕生日です。紀元前5世紀頃、古代インドの釈迦族にお生まれになったゴータマ・シッダールタ王子は、お釈迦さまと呼び慕われました。 シッダールタ王子は、保証された身分や生活の全て…
落語は仏教の説法から始まりました。だから落語には、仏教に縁の深い話がいろいろあります。このコラムでは、そんな落語と仏教の関係を紹介していきます。 演題 寿限無 今回紹介するのは、「寿限無」です。「寿限無寿限無五劫のすり…
私たちが知らない、世界の花まつり 4月8日は、お釈迦さまの誕生日をお祝いする「花まつり」。12月25日のイエスさまのお誕生日は国民的行事になっていますが、お釈迦さまのお誕生日もぜひお祝いしましょう。 花や緑が美しい季…
仏頂面はいけませんよ 和顔愛語は、「和顔」はやわらかな顔、「愛語」はやさしい言葉。つまり、文字通り、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことです。 この言葉は、学校での教訓になったり、額や書幅(しょふく)にも書かれたりして…
日本の夏といえば 仏教行事の中で最も一般化したのが、お盆でしょう。盆踊り、盆灯籠(とうろう)から盆休みまで、正月と並べ、民間歳時習俗の両大関といわれて親しまれている年中行事です。 テレビは毎年、墓参風景と帰省ラッシュ…
俳句では春の季語 「暑さ寒さも彼岸まで」「ひがん花」「ひがんだんご」などと、彼岸は昔から日本人に親しまれてきた国民的行事です。 春分・秋分の日を中日とし、その前後一週間のあいだ、寺々では彼岸会えという法事が勤められ、…
英語じゃなかった「ニルヴァーナ」 二月十五日は涅槃会えです。 涅槃とは、サンスクリット語で「ニルヴァーナ」といい、「吹き消す」ことを意味します。 煩悩(ぼんのう)の火が吹き消された状態。すべての束縛から解脱(げだつ…
メイド・イン・寺院だった食べ物 寒いですね。湯豆腐が恋しくなります。 豆腐といえば、高野(こうや)豆腐、南禅寺(なんぜんじ)豆腐、空也(くうや)豆腐などと、何となく仏教に関係があると思いませんか。 豆腐が仏教語とい…
カルシウムを加えればあの飲物 「ホームランこそ野球の醍醐味だよ」と、何ものにもかえられない楽しさ、真骨頂、妙味を醍醐味といっています。ゴルフの醍醐味、スキーの醍醐味という具合です。 『涅槃経(ねはんぎょう)』に、「五…
誤解して使っていませんか? 「この一敗で、自力(じりき)優勝の道は絶望ですね。あとは、他力本願に頼るしかないですね」 スポーツ報道でよく聞かれる話です。 この場合、これからいくら勝ち続けても優勝はできない。今度は相手…
単なる偶然ではない出会い 「袖振(そでふり)合うもタショウの縁」 傍線の部分を漢字で書け、という問題が出ました。 その解答には「多少」が圧倒的に多かったそうです。 正解は「他生」です。辞書には「多生」というのもあり…
修行苦に屈して心が退くこと 退屈といえば、何もすることがなく、ひまをもてあますことを意味する言葉として、日常よく使われています。あくびの一つも出そうな情景です。退屈しのぎという言葉もあります。 しかし、退屈は、もと…
極楽が上がりの浄土双六 昔、お正月の子どもの遊びといえば、凧揚(たこあげ)、はねつき、かるたと並んで双六がありました。振り出しから上がりまで誰が早いかを争う楽しいゲームです。 双六は古くインドに誕生しました。『涅槃経…