
煩悩を断ぜずして 涅槃を得るなり
仏教やお坊さんと聞くと、煩悩をなくそうと修行しているイメージが浮かびますか? 浄土真宗では修行をしないといけない!とはいいません。 なぜなら阿弥陀さまは頑張っても煩悩をなくすことが出来ないこの私をめあてとして、命のいく先…
仏教やお坊さんと聞くと、煩悩をなくそうと修行しているイメージが浮かびますか? 浄土真宗では修行をしないといけない!とはいいません。 なぜなら阿弥陀さまは頑張っても煩悩をなくすことが出来ないこの私をめあてとして、命のいく先…
親鸞聖人は阿弥陀さまの想いが全て詰め込まれたお念仏こそ、我が人生の歩む道が示されていて、我が人生のよりどころであるとおっしゃいました。 日々抱えているいろんな想いを時には阿弥陀さまの前で話してみませんか? うんうんと聞い…
1181年の春、当時9歳の親鸞聖人はお得度をされました。 もう夜も遅いから得度式は明日にしようという周りの方の声に対し、一晩で嵐が吹いて桜が散ってしまうかのように、いつ何が起こるかわからないので今得度式をしたいと決意され…
このお言葉は親鸞聖人が正信念仏偈の中で著された一節です。 阿弥陀様はどんな時でもこの私を包み、支えてくださるというお心を表してくださっています。 嬉しい時も、落ち込んでいる時も、その一つ一つを引き受け照らし続けてくださる…
何一つ持たずに生まれてきた私たちですが、時には欲しかったものが手に入ったとしても、またさらに次のものが欲しいと願ってしまうこともあります。 仏教ではそうした心の動きは、私たち一人一人が煩悩を持っているから起こると説きます…
バレンタインにチョコを渡しあうのはどうやら日本だけの文化だそうです。そのチョコにも義理や友チョコなど様々ありますが、もらって一番嬉しいのはやはり本命でしょうか。 浄土真宗で大切にさせていただいている阿弥陀様という仏様は、…
「慶」は、音読みで「けい」、訓読みで「よろこぶ」と読みます。2023(令和5)年に、“親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要”が修行されることから、みなさまとご一緒にこのご慶事をよろこびたいと願い、「慶」の一字…
仏教ではすべてのものは永遠ではなく、移り変わっていくものだと説かれています。私たちもまた移り変わっていく存在です。 そう思うと、今私がここにいることが奇跡的であるように思えてきます。 たまには温かい飲み物でも飲みながら深…
皆さんがお寺にお参りされるようになったきっかけは、過去、仏さまに一緒に手を合わせた方が側にいたからではないでしょうか。また亡くなられた方がご縁となっているからではないでしょうか。 お念仏の教えは決して私の独りよがりではな…
「何をやっても上手くいかないなぁ、どうしてこうなるのかなぁ」そんな風に感じることってたまにありますよね。そんな時は仏さまの前に座ってゆっくりしてみませんか?「私があなたとともに歩んでいるから、安心してまた一緒に歩いていこ…
仏教といえばお葬式や法事など、なんとなく「死」をイメージしてしまうのではないでしょうか。しかし、本来仏教は生きている私たちのための教えです。実は、仏さまが説かれた教えには私たちの人生を輝かせてくださるエッセンスが満ち溢れ…
受けた幸せを誰かに分け与えることで、生かし合い、支え合う。私たちのいのちは幸せを分け合うことによって連綿と繋がってきたといっても過言ではありません。 相手からいただいた幸せは、相手に返していくだけでなく、周りの方へ分け与…
目の前の出来事を「当たり前のことである」と考えていると、驚きや感動、感謝の心は決して生まれません。一方で「さまざまなご縁によるおかげさまであり有難いことである」と考えることができると、周囲に対する感謝の心が生まれてきます…
【今月のひとこと】【2022年6月】 私たちは普段、草花や虫を何気なく「雑草」や「害虫」と呼んでいますが、これは人間の都合によるものです。草や虫に限らず、私たちは自分の都合や価値観で全てを分別して生きています。阿弥陀様は…
【今月のひとこと】【2021年11月】 秋になり花びらは散っていきます。一度花の形はなくなりますが、また次の年には種から芽が出て、新しい花を咲かせます。仏教にも「花びらは散っても花は散らない 形は滅(ほろ)びても人は死な…
【今月のひとこと】【2021年10月】 いつ収束するか分からないコロナ過の中、どうしようもなく「怒り」を感じることはありませんか?新型コロナウイルスのワクチン接種は進んでいますが、怒りに効くワクチンはありません。もし怒り…
【今月のひとこと】【2022年05月】 私たちは日々たくさんの人たちとの関わりの中で生きています。その中で周りの人と自分とを比べてしまうことはありませんか? また周りの人と合わせようとしすぎるあまりしんどくなることはあり…
【今月のひとこと】【2022年4月】 私の計らいに関係なく、花は咲き散ってゆきます。花に限らず、世の中には自分の思い通りにいかないことが多々あります。私たちは自分の思うとおりに行かないことがあると不満に思い苦しんでしまい…
【今月のひとこと】【2022年3月】 人に感謝することが難しい時代となりました。目に見える分かりやすいものに囚われ、その背景にあるものに気が付きにくくなったようです。「ありがとう、おかげさま」と感謝ができることほど、幸せ…
【今月のひとこと】【2022年02月】 毎年2月3日は節分の日ですが、皆さまはどのように言って豆をまきますか?私たちはついつい鬼は外に行ってもらい、福は内に来てほしい」と思ってしまいます。しかし、仏さまは「苦しみを代わり…