5月に母を亡くしました。お金が無いので四十九日等出来ず、仏壇も一応新しい物を買い、仏具等全部揃えて、御本尊様も掛け軸で飾り、脇侍様も飾りました。でも入仏式はしていません。毎日では無いですが、出来る限り、YouTubeの浄土真宗の仏説阿弥陀経を流しています。
お世話になっているお寺からお盆のお手紙が来たので、御布施も高額じゃないだろうと思っていたら、お寺直だと10万。葬儀屋通したら半額と言われ、とても払えません。
永代供養です。火葬が終わった後、すぐに納骨して、その時にお経を読んでもらい、それっきりお寺には行っていません。法名も無く、お寺の過去帳は俗名で記載されています。来年なら法要が出来るだけの収入があるのですが、仏壇の入仏式をやらないでも、手を合わせる事に意味はありますか?また、後から法名をもらったり出来ますか?
浄土真宗本願寺派のお寺にお願いしていますが、法要が高く今は出来ません。母も生活保護だったので火葬式のみしかして無く、無縁仏と永代供養の違いも説明されていません。永代供養でも他の人と骨を一緒になるので、取り出せないとは言われました。長くなりましたが、御回答いただけると幸いです。(40代・女性)
お仏壇を一式お揃いになられたとのことで費用的にも大変だったと思います。故人様をご追悼するお気持ち、大切にしたいですね。
さて、お付き合いのあるお寺様とのやり取りやご関係については、申し訳ございませんが当方の立場からは口をはさむことは控えたいと思います。またご質問が多岐にわたるので、この場では最初の質問、「仏壇の入仏式をやらないでも……?」についてお答えしたいと思います。
浄土真宗のご法要は入仏式なども含めて、すべからく阿弥陀様に感謝の思いをお伝えする、阿弥陀様のお救いを聞かせていただくご縁とすること、が最も肝要です。故人様をご追悼することはもちろん大切で、精一杯行っていただきたいですが、阿弥陀様のことが抜けてしまってはなりません。
阿弥陀様は「すべての生きとし生けるものを必ず救う」とおはたらきくださっています。ですから、もし「手を合わせることに意味があるのか?」という質問が、「自分が手を合わせることで、亡くなったお母様の成仏に役立つのか」という意味合いでしたら、心配することはありません。
阿弥陀様の救いのはたらきを聞かせていただいた上で、どうぞ精一杯、感謝の思いをもって掌を合わせていただきたいと思います。
また、築地本願寺にはコンタクトセンターがあり、法要のご相談なども承っています。もし詳細なご相談をご希望でしたら、築地本願寺コンタクトセンター 0120-792-048(9:00-17:00/年中無休)よりご相談ください。