旦那の実家を引き継ぐことになりました。

旦那の実家(本家)を引き継ぐことになり5年が経とうとしています。旦那の母親は、長い間、別の所に住んでいて、自分は、継ぎたくないとか、わがままを通し、勝手に他人様を気取っています。本家なので、ご仏壇があり、お寺の行事、親戚身内の集まり等あります。事あるごと、初めてすることだらけでしたが、きちんとしてあげようと、できる限りの事をしてきました。
旦那との、何からの会話からこうなったかは、わからないけど、
「元々は、お義母様がすることじゃないの?」
と、問いかけましたら、
「住んでるから、することが当たり前だ。」
と旦那が私に言いました。
お義母様は、旦那のお義父様のお位牌を持たれていますが、お墓は本家にあります。お義母様は、ここの本家のお墓には入らないそうです。では、私はどうなるのか、聞いたら、新しくお墓を建てるそうです。頼んでもいませんし、望んでもいません。お義母様は、お金をたくさん持ってるんでしょうが、お金を持ってるからといって、私にすべて押し付けて、どうなんでしょう。
これから先を考えたら、自分一人で悩む事ではないと思い、相談させていただきました。(40代・女性)

青木 永世(あおき ようせい)
30代 栃木県出身
一歩引いて自分を見てみて

お義母さまとの関係が大変なようで心中お察しいたします。そんな中、お寺の行事や親戚付き合いなどご苦労されて大変でしたね。
さて、仏説無量寿経という経典に「和顔愛語 先意承問」というお言葉が出てきます。意味は「相手の立場に立って穏やかな笑顔、優しい言葉で、相手の気持ちを慮って先んじて動くこと」という意味になります。
自分の都合を押し通して、自分が自分がとなってしまうのが人間です。私もですが…。しかしながら、一歩引いて客観的に自分を見たときに、上述した仏さまの言葉を思い出します。なかなか実行するのは難しい、仏さまってすごいなといつも感服するばかりですが、こういう言葉を聞いているのと聞いていないのとでは、幾分か生活の中に豊かさの違いがあるように思います。
仏さまの言葉をみんなで心に入れて、旦那様、お義母さまとよく話し合って双方がいい方向に進むことを願っています。

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