14年前に流産した子どものお骨を納骨していません。

14年前に流産した子どものお骨を納骨していません。納骨したくなかったので、しませんでした。
しないまま離婚し、一緒に実家に戻って来ました。実家の仏壇に置いたり、自室に置いたりしています。
私は、自分が亡くなったら一緒に納骨してほしいと思っています。それでいいのかと、わからないまますごしてします。命日が誕生日なので、誕生日のお祝いは毎年しています。自己満足ですが。(40代・女性)

青木 永世(あおき ようせい)
30代 栃木県出身
追悼の方法は多様でいい

お子さまを流産されておつらいですね。大切なわが子のご遺骨をお墓に収めたくない、ずっと一緒に居たい、そんな思いもあるのかなと推察します。
私は追悼の方法は多様であっていいと思っています。最近、他宗ではいわゆる手元供養という方法も増えてきていると聞いています。浄土真宗の宗祖である親鸞聖人は晩年、「私が死んだら鴨川に遺体を流して、魚の餌にしてください」と弟子たちに語っていたと伝えられています。しかし実際は、残された弟子たちは親鸞聖人のお言葉の通り、鴨川に遺体を流すことはありませんでした。火葬にし、ご遺骨を大切に守り、廟堂を建てて聖人を偲び続けてきました。「大切なお方を鴨川に流すわけにはいかない」というお弟子さんたちの「思い」がそうさせたのだと思っています。
私も、大切な方を偲び、そのことをご縁として仏法にであっていってほしいと考えています。どうぞ大切な方のご命日、お誕生日を大切になさってください。

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