この前お坊さんから「死んだらほとんどの人は地獄に落ちる」と伺いました。また、残された遺族がいくら熱心に祈っても、故人はお浄土に行けるようになるわけではなく、地獄での日々の辛さが少し和らぐ程度とのこと。
それは本当ですか?
いくら自分が慎ましく生きようとも、結局は地獄に落ちることを考えるとちょっとつらいです。
どうしてそのお坊さんは死んだ後のことがわかるんでしょうね。私もお坊さんですが、死んだ後のこと、何が本当かって正直わからないです。
でも私は、目の前の人にそう言われても動じない自信があります。それは親鸞聖人がお開きになった、浄土真宗の み教え を自分の軸にしているからです。
先ほども申し上げた通り、私自身、地獄に行くのか極楽に行くのか、死後のことはわかりません。ただ、わかるような気がするのが、親鸞聖人と同じ道を歩んだら、きっと行先は一緒なんじゃないかなって思うんですよね。
私の父も、親鸞聖人のお示しになった道を歩んで行かれたので、この み教え を聞かせていただいている以上は、辿り着く場所は父と一緒だと信じています。ですから、そこが地獄なのか、極楽なのか、私にとってそれはあまり意味がないことなんです。
世の中にはいろんな考え方を持つ方がいます。相談者様もなにか自分の軸に据えられる確かなものを見つけて、そこから惑わされることなく強く生きていただきたいです。