はじめまして。コミュニケーションにコンプレックスを抱えている女子大生です。
私は、人に囲まれていることや人と関わることが好きなはずなのに、人と腹を割って語り合うことや自分の言葉で話して関係を構築していくことが苦手です。
私の周りにいてくれる人たちが大好きだからこそ、「つまらない人」「薄っぺらい人間」と思われていないか、不安で怖いです。何かアドバイスをいただけないでしょうか？（20代・女性）
大好きな人たちが周りにいることに気づけているのは本当に素敵ですね。きっとあなたが素敵な人だからなんでしょうね。
人間当たり前なことが一番有り難かったりします。ぜんぜん違う話ですが私この間、膝の靱帯を切りまして、まともに歩けないことがありました。普段何気なく歩いてきたけれど、当たり前にしていたことが出来なくなるとこんなにも有り難かったのかと気づくことがありました。
慌ただしく生きていかなければいけない日常の中で、当たり前と見失わずに、「周りには大好きな人がいてくれる」ということに気づけているのは、本当に素敵だと思います。
仏説阿弥陀経というお経の中にこのような言葉があります。
『浄土に咲く青い色の花は青く輝き、黄色の花には黄色い光、赤い花には赤い光、白い花には白い光が、それぞれ輝き、どれもすばらしく美しくて、その香りは気高く清らかである』
それぞれの花がそれぞれの輝きをもっていて、自らの色そのままで光り輝いて咲くことが尊いとお経の中には説かれています。
コミュニケーションに対する不安感もあなたの持つ花の色なんだと思います。その不安感は、大切な人を大切に思うからこそ起こるのではないでしょうか。それは私から見ると、周りの人たちを大切に思うことができる長所に思えます。それって実はなかなか気づけることではないと思います。本当に素敵です。
青い特徴があるお花は青く輝くように、自らの色を悪くとらえることはありません。無理して変わろうとせず、大切なものを大切だと思うことの出来る、そのままの素敵なあなたでいてほしいと思います。