いつもありがとうございます。実父の一周忌の日にちと、義父の49日が、同じ日になります。わたしは実父の方にお参りしたいです。それでよいのか悩みます。（60代・女性）
安邉 泰教（あべ たいきょう）
40代 山口県出身
ご自身のお気持ちを大切に
ちょうどご法事が重なってしまったのですね。どちらのご法事も大事だと思いますが、どちらかを選ばなければならない状況です。やはり、ご自身のお気持ちを大切にして実のお父さまの一周忌にお参りしたいということをお伝えいただいてはいかがでしょうか。ただし、義理のお父さまの49日については、お参りできないことを事前にお伝えしたうえで、ご仏前やお供えをお渡しするなど失礼のないようにすればよいと思います。
浄土真宗の宗祖親鸞聖人は、「念仏申す心が思い立った時、すでに阿弥陀如来の救いのなかにある」と仰せになりました。お参りする場所は違っても、仏さまを通じて私たちはつながっているということです。今回は義理のお父さまの方へはお参りに行けませんが、先方に伝わるように丁寧にお話しください。