74歳、結婚して明治産まれの姑二人と同居。姉姑三人、それも自分の親と同年代、良く苛められました。子供が産まれ倍のくるしみ。子供がいない人には、汚い汚す、何時も言われ涙しました。今は皆なくなりました。そして家も取られました。夫はなにも言えないしない。今はその夫と二人暮し。愛情も絆もなく、私は御朱印を集め、仏に相談しながら歩き、気持ちを整理して憎しみも消えました。夫だけはまだ整理できません。早くからしておけば…病気介護、何故?という気持ちが消えないのです。どうしたら消せますか。
お墓は築地本願寺さんを何年かお参りし、最後の寝床と合同墓に入り、姑や夫とも離れます。それまでの我慢でしょうか。最近速く眠りたいのです。(70代以上・女性)
「四苦八苦」の言葉をご存じでしょうか。たぶん言葉だけは聞いたことがあるのではないかと思います。
この言葉には、生老病死(しょうろうびょうし)そして、愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとっく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)と続きます。愛する人との別れ、会いたくもない憎い方にも会うことの苦しみ、ほしいものが得られない苦しみ、この身を焦がすほどの欲望にまみれた自分であることの苦しみとされています。
私たちはこれらの苦しみの中、日々の日暮らしを送っています。何気ない毎日でもどんな時でも苦はつきまとってきます。ご質問にある、「なぜ」の気持ちは消すことはできません。ですが、その苦しみを「私も分かち合うよ」と「私がいつでもそばにいるよ」と働きかけてくださるのが、すでに申込いただいている合同墓にもご安置されている阿弥陀如来という仏さまです。
「これまで苦しかったね、でも大丈夫だよ。私がいつでもそばにいるよ」と働きかけてくださる仏さまです。
せっかく築地本願寺とご縁をいただいて、仏さまとお近づきになれたことです。御朱印を集めながら、多くのお寺さんへお参りされていることかと思いますが、築地本願寺を一番に頼っていただき、心安らかにお過ごしいただけますよう願っています。