法名の扱い方について質問です

本願寺派の門徒です。もうすぐ30歳になります。阿弥陀さまへの信仰心も堅固になってきたので、30歳の節目に帰敬式を受けて、法名を頂きたいと思っています。
法名の扱い方について質問です。
真宗では、「釋◯◯」という法名を頂けると思いますが、頂いた後は、どのように名乗れば良いのでしょうか?
例えば、俗名の名字が山田ならば、「山田〇〇」なのか「釋◯◯」なのか。それとも、生きているうちは、俗名を名乗るべきなのか。良くわかりません。御教示ください。(20代・男性)

柳田 直道(やなぎだ じきどう)
30代 山口県出身
どちらでも間違いはありません。

人生の節目に法名をいただかれることを考えてらっしゃるのですね。とてもありがたいことだと思います。
浄土真宗における「法名」とは、浄土真宗の教えの中に生きていくにあたり、仏教を説かれたお釈迦さまの弟子としての名乗りです。そのため、法名はお釈迦様の「釈」の字をいただいて「釋(釈)○○」となります。
さて、この度いただきました「本名と法名のどちらを名乗るべき」とのご質問についてですが、どちらでも間違いはありません。
私たちお坊さんも法名をいただいていますが、普段どちらの名前を名乗るかは、それぞれ個人が選択しております。
私たちには2回の誕生日があるといいます。1回目はこの世に生を受けた時。そして2回目は仏弟子として法名をいただいたときです。第2の人生の歩みを始めるにあたり、法名を名乗っていくことも良いご縁だと思います。なお、名乗り方については、「山田○○」か「釋○○」のいずれかを選択するのが良いと思います。

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