浄土真宗は偶像崇拝を否定していますか?

浄土真宗は偶像崇拝を否定していますか?また仏像と数珠は偶像ではありませんか?

安邉 泰教(あべ たいきょう)
40代 山口県出身
手を合わせるための大切な法具であるといただきます。

浄土真宗は偶像崇拝ではありません。しかし、お寺の本堂には、阿弥陀仏という仏さまの木像や絵像をご本尊としてご安置されています。ではなぜ偶像崇拝を否定しているのに、木像や絵像をご安置しているのか?ということになります。阿弥陀さまは、本来色や形のない真実そのものです。しかし私たちは、色や形がなければ仏さまのはたらきに気づくことができませんので、あえて木像や絵像としてご安置し、手を合わせお念仏申すようにしているのです。
また、お念仏申すときに使う法具として念珠(数珠)があります。数珠の語源として、元々は念仏を数えるための法具でした。浄土真宗では念珠と言い、念仏を数えることよりも、煩悩から離れられない私をそのまま救うとお誓いになった阿弥陀さまに感謝し、手を合わせるための大切な法具であるといただきます。

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