浄土真宗では、お施餓鬼(施食)をやらないそうですが

もともとは曹洞宗でしたが、婚家が浄土真宗でお仏壇や法要など浄土真宗て行っております。

浄土真宗では、お施餓鬼(施食)をやらないそうですが故人へのお供物やお念仏を妬まれてしまうのでは無いかと不安です。

浄土真宗以外のお寺でお施餓鬼法要をやっていただいても良いでしょうか? それとも宗派を跨いでの法要は良くないものでしょうか。(50代・男性)

平井 裕善(ひらい ゆうぜん)
40代 大阪系山梨人
大事なのは自分自身が何を大切にするか

宗教は「あなたにとって宗(むね)となる教え」です。
宗教は「家の宗教」という形で語られることが多いですが、大事なのは自分自身が何を大切にするかです。
ですので、あなた自身の「こうしたい」という思いをもとにされるのが一番かと存じます。
ただ、儀式には全て意味があり、宗派によってそれぞれ意味合いが違います。アレコレと混ぜてしまっては、ただの形だけのものになりかねません。

浄土真宗本願寺派において故人は佛さまとなっていると味わいます。よってその佛さまに対してなにかを施すのではなく、佛さまに教えられ導かれていることを大事にいたします。
今回の故人への思いが、どうぞ良きご佛縁につがりますようお念じいたしております。

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