高校1年生の息子がいます。

高校1年生の息子がいます。優しくて友達も自然とできる子なのですが、テストの前日ですら勉強をしません。(準備万端と言うわけでもなく…)将来なりたい職業は本人から聞いているのですが、その為の努力をせず、放っておくとスマホでゲームや動画を見てばかりです。これまで何度も勉強することの大切さを話してきましたが(私自身が資格試験のための勉強をしている姿を見せてきました)もう同じことを何度も言うのが嫌になってきました。夫はその事で息子を怒鳴り付けた事が一度あり、私はとにかく怒鳴るのはやめるよう頼みました。その後は怒鳴りませんが、見放すようなことを言います。

この件について考えると気持ちが沈んでしまいます。どういう心持ちで過ごせば良いのかアドバイスをお願いします。(40代・女性)

青木 永生(あおき ようせい)
30代 栃木県出身
別の視点で自分やお子さんを見ること

親のこころ子知らずとはよく言ったものですよね。私も小学生の子どもが居りますので、親になってその気持ちがよくわかりました。お悩み事、とても共感できます。
さて、「まったくこの子は……。」と思わずため息がもれますが、そんな時私は、心の中で「もし、この子が明日いのち終わっていかなければならないいのちだったとしたらどうするだろう」、と思うようにしています。もし明日いのち終わっていくことが分かっていたら、きっと我が子に勉強を。という事は思わず、自分がやりたいように遊んでいるそのままの姿を、涙を流して見守っているのだろうなと思います。
仏教の考え方の基本は明日のいのちは分からない、というのが大前提です。しかし、私たちは明日もある、また明後日もあると思って普段の生活を営んでいます。
もちろん勉強してほしい!の思いは変わりませんが、別の視点で自分やお子さんを見ることによって普段と少し違った心持ちになれることを願っています。

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