年金生活のためお金はできるだけ貯めておきたいと思っていますが、やはりまだ身体が動く今の内にやりたいことが多々あってお金が飛ぶように出ていきます。お金と相談の上対応すれば良い、と頭ではわかっているのですが、贅沢だった自分の価値観から、どうしても以前と同じように自分の気持ちを満足させたい、贅沢したいと言う気持ちが前面に出てきてしまい抑えられない衝動に駆られます。働く手立ては今のところないのが現状です。どのように気持ちを整理すれば良いのかわからず、ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。(60代・女性)
青木 永生（あおき ようせい）
30代 栃木県出身
違った価値観に出遇い、気持ちの整理につながれば
おっしゃる通り、お金と相談の上対応すればよいと思いますよ。
数年前の夏、とある人権問題を啓発する施設に行ったときに、小学生が作成した七夕飾りが飾ってありました。
どんな願いがあるのかなと眺めてみると、その中の一つに「私の身の回りにあるたくさんの幸せに気づくことができますように」
と書かれた短冊があり、その短冊を見てとても感動したことを覚えています。
仏さまの教えに「欲少なく足るを知る」という言葉があります。この小学生の七夕の願いは、この仏さまの教えを分かりやすく
私に教えてくれたと思っています。
「贅沢をしたい。」という思いは一生消えないと思います。また贅沢の基準も人それぞれです。
しかし仏さまの教えを聞かせていただく中で、通常とは違った価値観に出遇い、そのことにより、少しでも気持ちが整理できることに繋がればと思います。