亡くなった親の思いと、姉の行動

私の姉は雑貨店を営んでおります。
しかし経営は赤字続きで、赤字の補填を親にしてもらってます。
親はお店を辞めてほしいと言っていたのですが、姉は言うことを聞かずずっと親に頼って生きていました。

あるとき親が、私に次のように言いました。
「介護が必要な状態になったら、姉に今まで援助してきたので老後の面倒は姉だけにさせて妹の私はなにをしてもいい。」

それから何年も経ち親は認知症になり、姉は親のお金を自分の為に使っているようです。

私は親から言われた通りにやっているだけです。

姉は親が命の危機に直面したときでさえ連絡してきませんでした。
この酷い状態をどうしたらいいのでしょうか?

戸見嶋 淳昭(とみしま じゅんしょう)
40代 山口県出身
自分自身がどうするのがいいか

親というのはどこまでいっても、子のことが可愛いと決して見捨てないですし、それは私たち、浄土真宗の本尊「阿弥陀如来」も同様です。
これまでの過去、今ある現在を変えることはできないですが、これから迎える先はご自身のお気持ち次第で変わってくることかと思います。
親御さんのお気持ちを汲んで何もしないで静観することも良いでしょう。ただお気持ちだけは親御さんに向けていただいて、何かあればすぐに駆け付ける、そのようなお心持ではどうでしょう。
お姉さんのことは、大変心苦しいことだと思います。ただ、その過程や過去を変える、今あるお姉さんのお気持ちを変えることは容易ではありません。
自分自身がどうするのがいいか、親御さんの思いを尊重しつつ、でもいつでも私は駆けつけるよという思いをお持ちになられるのが良いかと思います。
「摂はものの逃ぐるを追はへとるなり」、親鸞聖人が阿弥陀如来の教えをお示しくださったお言葉の一つです。例え背を向けようとも必ず救ってくださる仏が阿弥陀様です。例えお力添えをされなくてもお心は常に、親御さんに向けているのが良いと思います。

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