最近、近所の若い女性に対して性欲がわいて、痴漢をしたいと思ってしまうこともあります。
早く楽になりたいです。
私たちは生きる中で、性欲に限らず食欲やあらゆる欲に囲まれた、欲まみれの生活を過ごしています。
他人の事よりも、自分の事を優先してしまう身勝手に生きる私たちでさえも、
浄土真宗の阿弥陀如来は、救うと誓ってくださった方です。
ただ、自分のやりたい事をやって、人様に不快なことをして胸を張れるでしょうか。
~さるべき業縁のもよおさば、いかなる振る舞いもすべし~
「しかるべき縁にうながされれば、どんな行いもするであろう」という親鸞聖人の言葉です。
もし、そうせざるを得ない場に置かれたら、自分はどんなこともしかねない。非道なこともやりかねない。
と親鸞聖人は、自らのあり方を自覚することの大切さを残してくださいました。
罪を犯す条件がそろってしまったら、自分が何をしてしまうか分からない。
しかし、流されるのではなく最適な行動を取るべきであるのだ
と考える事が大切なのだと、私はこの言葉からいただきます。
すでに相談内容のように自覚されているのであれば、
既にあなたは強い心を持っていることだと思います。
自分の欲を完全に抑えられない私たちですし、一人で生きていくことはできません。
だからこそ、してはいけないことはしない。
身近な事で言えば、せめて自分がされて嫌な事、不快な事はしない。
そういった心で生活させていただく事が、
私たちの生き方なのだと思ってます。