4ヶ月前に主人を亡くしました。2年間の闘病生活を乗り越えて退院し、共にリハビリ支え合って、やっと杖で歩けるようになったのに、私が風邪をうつしてしまい、そのまま治療のかいもなく亡くなりました。
あの時こうしていれば、モットー優しくしていれば、何より私の風邪をうつして主人の人生を終わらせてしまったら罪悪感で毎日が苦しいです。(50代・女性)
私たちはいついのちを終えるか分からない、そんな毎日を過ごさせていただいています。ご主人を亡くされて、お辛い日々をお過ごしのことかと思います。ご主人と共に支えて過ごされたお時間はお二人にとって貴重なお時間でしょうし、亡くなられたご主人もそこでご一緒された時間はかけがえのないものだったと思います。そんなご主人が思うこと、それは「自分の分までもっと長く生きてくれよ」と思っていることではないでしょうか。「浄土にて必ず必ず待ち参らせそうろうべし」と親鸞聖人もおっしゃってくださっています。「先に浄土で待っているよ。でも急ぎ来ることはないよ。」と、ご主人も呼びかけてくださることでしょう。そしてこう言ってくださっていることかと思いますよ。「あなたのせいではないよ。」人のいのちはいつ終えるかわかりません。誰のせいでもないのです。与えられたご自身のいのち、毎日ありがたく過ごさせていただきましょう。