最近家族を亡くしたのですが、霊感があるという知人が「その亡くなった人が毎日枕元に出る」と言ってきます。亡くなった家族は生前とても苦しんでいたので今はお浄土で安らかに過ごしていると私は信じているので、霊感があるという人の言葉に困惑と怒りを感じてしまいます。どのように受け止めればいいでしょうか。(40代)
井手 誠哉(いで せいや)
30代 宮崎県出身
大変つらいお気持ちの中であることでしょう。
浄土真宗の教えの話をすれば、命尽きた今、お浄土で安らかに過ごしています。霊の存在を考えることはいらないかもしれません。
ただ私たちは様々な考え方、様々な方々と共に生活をしているので、宗教に限らず己と違う事は日常茶飯事です。
そういったことで困惑や怒りといった感情が湧いてくるのは自然な事なのかもしれませんが、再度浄土真宗の教えの話をすれば、他の宗教や信仰を否定するものではなく、多様性を認め合う精神を大切にさせていただくものです。
私も困惑や怒りを感じる事はありますが、ふと我にかえるといかに視野が狭かったことか反省する日々でございます。