先日、父を亡くしました
私はいわゆる『お父さんっ子』でした
納骨してしまうと父と離れるような気がして仕方なく、四十九日が近づくにつれ手元に置いておきたい気持ちが強くなっています
この気持ちをどう整理したらいいのでしょう(女性)

戸見嶋 淳昭(とみしま じゅんしょう)
40代 山口県出身
いつまでに納骨しなくてはならないという明確な決まりがあるわけではありません
浄土真宗の教えにおいては、お骨に執着(しゅうじゃく)しないことを言います。亡き方は今いる迷いの世界から、浄土という悟りの世界に逝かれ、仏となられると言われるからです。お父様は仏となって浄土へ参られ、また仏として一番近くで見守ってくださっています。「私が近くにいるからね。安心してお過ごし」と働きかけてくださる仏さまです。いつまでに納骨しなくてはならないという明確な決まりがあるわけではありません。49日を越えても、おそばに居ていただいても構いません。
ただ、先に申し上げたように、お骨に想いがあるのではなく、仏としておそばに居てくださいます。どうかそのこともお心に留めておいていただければと思います。