単刀直入ですみません。人間、仕事できれば何やってもいい。何言って人を見下し、人の恥を周囲に晒して、それが許されるものなのでしょうか。仕事できれば言葉づかいも賢い話し方になると思います。昭和の高度経済成長時の怒鳴る、威張り散らす、バカにする、役立たず呼ばわり。これは立派な人権侵害出ないでしょうか。建設現場で働いてます。殴る蹴るうけます。賢い人間は人を見下さないはずです。(40代・男性)

建設現場で日々、理不尽な言動や暴力にさらされているとのこと、心身ともに大変なご苦労をされていることと思います。まず、そのような暴力や侮辱的な言動は、どんな職場であれ決して許されるものではなく、明確な人権侵害です。仏教には「八正道(はっしょうどう)」という教えがあります。これは、苦しみから解放されるための八つの実践的な道であり、正しい見方・思考・言葉・行いなどを通じて、心の平安と調和を目指すものです。これらの教えに照らせば、怒鳴る・見下す・暴力をふるうといった行為は、明らかに仏教の道から外れています。賢さとは、他者を支配する力ではなく、他者を尊重する心の深さにこそ宿るものです。
とはいえ、現実の職場で理不尽な扱いを受け続けることは、心身に深刻な影響を及ぼします。可能であれば、信頼できる第三者や労働相談窓口に声を届けてみてください。あなたの尊厳は、誰にも踏みにじられてよいものではありません。どうか、ご自身を大切にされてください。
