【くらしの仏教語豆事典】
退屈(たいくつ)
修行苦に屈して心が退くこと 退屈といえば、何もすることがなく、ひまをもてあますことを意味する言葉として、日常よく使われています。あくびの一つも出そうな情景です。退屈しのぎという言葉もあります。 しかし、退屈は、もと…
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修行苦に屈して心が退くこと 退屈といえば、何もすることがなく、ひまをもてあますことを意味する言葉として、日常よく使われています。あくびの一つも出そうな情景です。退屈しのぎという言葉もあります。 しかし、退屈は、もと…
極楽が上がりの浄土双六 昔、お正月の子どもの遊びといえば、凧揚(たこあげ)、はねつき、かるたと並んで双六がありました。振り出しから上がりまで誰が早いかを争う楽しいゲームです。 双六は古くインドに誕生しました。『涅槃経…
仏教の真理のひとつ 「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり」 『平家(へいけ)物語』の語り出しの有名な一句です。 インドの祇園精舎には無常堂があり、その四隅の軒(のき)にさげられている鐘は、修行僧…
日本の冬には欠かせない 寒いですね。暖冬に慣れた身体には、この寒さはこたえます。 ホームコタツに入り込んで、テレビを見ながら、みかんなどを食べているなんて、結構な風情ですね。 炬燵が仏教語というわけではありませんが…
特に強力な煩悩のひとつ 言っても甲斐かいのないことを、くどくどと言って歎(なげ)くことを「愚痴をこぼす」といいます。 そして、よく愚痴をこぼす人を「あの人は愚痴っぽい人だ」ともいいます。 愚痴という字を見ると、「愚…
強情な態度≒耐え忍ぶ姿 阪神・淡路大震災のとき、ワシントン・ポスト紙は「多くの被災者のキーワードはGAMANだ。GAMANとは困難に耐える意味の日本語で、ここでは大切な美徳なのだ。市民たちはお互いに、我慢、我慢と助け合…
球根だけでは花は咲かない チューリップの花は、その球根から咲きます。球根が原因(因)で花は結果(果)です。 しかし、球根だけでは花は咲かず、温度・土質・水分・肥料・日光・人間の細心の手入れなど、さまざまな条件(縁)が…
同じ蓮華の上に生まれたい テレビの時代劇などで、よく悪者同士が仲間割れして、自分だけが捕らえられそうになると、仲間やまわりの者に[こうなりゃ一蓮托生だ]などと語る場面があります。みなも同罪だ、運命をともにするぞ、という…
そのうち「以心電信」に? 以心伝心という語句は、日常会話の中でも「心から心へ伝わること」という意味でよく使われています。 しかし、この語句はもともと「不立文字(ふりゅうもんじ)」(経典の文字は熟読すべきであるが、それ…
悟りの深浅を試していた 「一言、ご挨拶を申し述べます」―儀式などのときに、よく聞かれる言葉です。挨拶状などという手紙が来たりもします。ちょっとすごんで「挨拶してやるぞ」とか、冷たく「ご挨拶ですね」とか、挨拶は今では日常…
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派が取り組むさまざまな社会活動を紹介します。今回は、築地本願寺でおこなわれている「TSUKIJIアカデミー」を取りあげます。 誰でも無料で仏教について学べる講…
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派が取り組むさまざまな社会活動をご紹介します。今回は、築地本願寺内にある「東京仏教学院」を取りあげます。 仏教について学ぶ夜間学校「東京仏教学院」とは? 皆…
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派によるさまざまな取り組みを紹介します。今回は、築地本願寺が11月15日に行う「通夜布教」を取りあげます。 報恩講最終日前夜に仏さまのご恩を夜通し慶ぶ 「報…
言葉を超えた世界 だんだん秋も深まってまいりました。皆さまはどんな時に秋を感じますか? 秋そのものを直に見る事はできませんが、澄みわたる空の高さや流れる雲、樹々の紅葉、そして凛として清々しい空気の匂いなど、私たちは五…
聖徳太子のさまざまな業績と、浄土真宗のつながりに迫ります。 聖徳太子の多くの業績 今年は聖徳太子1400回忌に当たります。聖徳太子には、日本の仏教史上における多くの業績が伝えられています。たとえば、法隆寺など複数の寺院…
名前には物事を区別するはたらきがあります。例えば「キャベツ」と「レタス」は別の野菜をさしますし、「佐藤さん」と「山田さん」とは別の人をさします。しかし、名前の意味はそれだけにとどまるものではありません。名前にはさまざまな…
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派が取り組むさまざまな活動を紹介します。今回は、「築地本願寺布教所」を取りあげます。 首都圏でみ教えを広める築地本願寺布教所 みなさんは、「築地本願寺布教所…
宗教と音楽、そして浄土真宗と音楽のつながりとは 宗教と音楽は切っても切り離せない関係 古今東西の宗教はそれぞれに独自の宗教音楽を発展させてきました。特にキリスト教は、「西洋音楽はキリスト教音楽である」と言われるほど、深…
築地本願寺で毎年開催されている報恩講コンサートをはじめ、浄土真宗で多くの音楽行事に携わるのが、設立50周年を迎える築地本願寺合唱団楽友会です。そんな楽友会とはどんなものなのかについて、会長の星乘惠(じょうえ)さんにお話を…
【今月のひとこと】【2022年01月】 仏教は「目覚め」の宗教である。お釈迦さまは私たちの世界を「思い通りにならない苦しみの世界」とお説きくださった。同時に「すべての物事は変化しており(無常)、固定した実体はない(空)と…