『肝要は拝読の御文章にて』とはどういう意味でしょうか?
朝7:30ごろからの法話を聞くのがマイブームになっております お話の最後に言われる言葉が分からないのでお教えいただけたら嬉しいです 『肝要は拝読の御文章にて』(50代・女性)
朝7:30ごろからの法話を聞くのがマイブームになっております お話の最後に言われる言葉が分からないのでお教えいただけたら嬉しいです 『肝要は拝読の御文章にて』(50代・女性)
時代の変化とともに消えた「助け合いの空間」 5月は薫風の季節といわれます。薫風とは、若葉の薫りを含んだ穏やかな風のことです。夏の兆しをはらんだ風が緑の樹々を渡り、匂うような清々しさを伝えてくる。そんな生命力に満ちた季節…
お釈迦さまのさとり 4月8日はお釈迦さまのお誕生日です。紀元前5世紀頃、古代インドの釈迦族にお生まれになったゴータマ・シッダールタ王子は、お釈迦さまと呼び慕われました。 シッダールタ王子は、保証された身分や生活の全て…
新型コロナウイルスとは別に世間で流行しているのが、劇場版『鬼滅の刃』です。不要不急の外出を避け、密を敬遠するご時世にありながらも、各地の映画館で記録的動員を達成しているようです。漫画が原作で、子どもから大人まで幅広い層…
戦争の思い出 夏の盛りに寒い話で恐縮ですが、今から15年ほど前、お盆の法要の時に84才になるご門徒の総代さんから戦争中のお話をうかがいました。毎年、お盆の頃になると、その総代さんがご報謝された親鸞聖人の銅像や、鐘楼門を…
仏教は「評論」ではない だから理屈で考えない 仏さまの話は、人間の理屈で考えると納得できないことがあります。 以前、門徒さんのお宅にお参りに伺った時の話です。一緒に『讃仏(さんぶつ)偈げ』というお経の一節を唱和しました。…
少年の不安 「ばあちゃん。ぼく、高校に落ちたらどうしよう……?」「ほうじゃのう……。でも、心配せんでええ。その時はもう一つ二つ受けて、受かった所へ入れてもろうて、勉強しんさい」「全部落ちたら、どうするん……?」「ハハハ、…
言葉を超えた世界 だんだん秋も深まってまいりました。皆さまはどんな時に秋を感じますか? 秋そのものを直に見る事はできませんが、澄みわたる空の高さや流れる雲、樹々の紅葉、そして凛として清々しい空気の匂いなど、私たちは五…
細胞レベルで見れば3か月で人は別人になる 先日、数年ぶりに学生時代の友人にばったり出会いました。その友人は、私の姿を見て開口一番「久しぶり、変わらないね」と言いました。私は「そんなことないよ」と返事をしましたが、悪い気…
永遠を求める コロナ禍で外出も躊躇(ためら)われる中、テレビ三昧の方も多いと思います。私は世界遺産モノが好きです。兵馬俑(へいばよう)やピラミッドは、望むもの全てを手に入れた秦の始皇帝やエジプトのファラオたちが死後の永…
今回は阿弥陀さまの表情の秘密を知る法話をお届けします。 阿弥陀さまのお顔が表現するもの 築地本願寺や各地域のお寺さまの本堂の正面にお立ちくださっている阿弥陀さま。そのお顔を拝見いたしますと、目を半分閉じているお顔の表情…
「よわいはつよい」姿とは 弱さを受け入れる勇気こそ、本当の強さ 日本ラグビーフットボール選手会が立ち上げた、「よわいはつよいプロジェクト」という活動があります。「よわい」は「つよい」ってどういうこと? と首を傾げたくな…
失敗からの学びとは 先輩の「大丈夫」に救われた朝 コロナ禍という状況で最低限の人数で築地本願寺に従事することになった時のことでございます。 残り時間を告げられたことがございます。「あと、13分です」 何があと13分…
理想と現実のはざまで悩むのが人間 突然ですが、皆さまは「夢」を見ますか? 私はよく見ます。夢は面白いもので、理想の世界(幸せな夢)を見せてくれるときがあります。 先日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のアニメ映画を見まし…
仏教徒ではなくても、眠る前に仏教に触れて、心を落ち着かせてから眠る。そんな人々を「ナイトスタンド・ブディスト」と呼びますが、近年、このような習慣を持つ人が増えています。浄土真宗本願寺派髙願寺の宮本義宣住職が、モヤモヤを抱…