“悪人正機”とはどのような意味でしょうか
仏教における”悪人正機”とはどのような意味でしょうか。少し理解がしにくいため、教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。(50代・男性)
仏教における”悪人正機”とはどのような意味でしょうか。少し理解がしにくいため、教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。(50代・男性)
入れ墨タトゥーが入っていても、仏教学院に入学できるでしょうか?よろしくお願いします。(男性・50代)
仏頂面はいけませんよ 和顔愛語は、「和顔」はやわらかな顔、「愛語」はやさしい言葉。つまり、文字通り、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことです。 この言葉は、学校での教訓になったり、額や書幅(しょふく)にも書かれたりして…
日本の夏といえば 仏教行事の中で最も一般化したのが、お盆でしょう。盆踊り、盆灯籠(とうろう)から盆休みまで、正月と並べ、民間歳時習俗の両大関といわれて親しまれている年中行事です。 テレビは毎年、墓参風景と帰省ラッシュ…
俳句では春の季語 「暑さ寒さも彼岸まで」「ひがん花」「ひがんだんご」などと、彼岸は昔から日本人に親しまれてきた国民的行事です。 春分・秋分の日を中日とし、その前後一週間のあいだ、寺々では彼岸会えという法事が勤められ、…
英語じゃなかった「ニルヴァーナ」 二月十五日は涅槃会えです。 涅槃とは、サンスクリット語で「ニルヴァーナ」といい、「吹き消す」ことを意味します。 煩悩(ぼんのう)の火が吹き消された状態。すべての束縛から解脱(げだつ…
メイド・イン・寺院だった食べ物 寒いですね。湯豆腐が恋しくなります。 豆腐といえば、高野(こうや)豆腐、南禅寺(なんぜんじ)豆腐、空也(くうや)豆腐などと、何となく仏教に関係があると思いませんか。 豆腐が仏教語とい…
カルシウムを加えればあの飲物 「ホームランこそ野球の醍醐味だよ」と、何ものにもかえられない楽しさ、真骨頂、妙味を醍醐味といっています。ゴルフの醍醐味、スキーの醍醐味という具合です。 『涅槃経(ねはんぎょう)』に、「五…
誤解して使っていませんか? 「この一敗で、自力(じりき)優勝の道は絶望ですね。あとは、他力本願に頼るしかないですね」 スポーツ報道でよく聞かれる話です。 この場合、これからいくら勝ち続けても優勝はできない。今度は相手…
単なる偶然ではない出会い 「袖振(そでふり)合うもタショウの縁」 傍線の部分を漢字で書け、という問題が出ました。 その解答には「多少」が圧倒的に多かったそうです。 正解は「他生」です。辞書には「多生」というのもあり…
修行苦に屈して心が退くこと 退屈といえば、何もすることがなく、ひまをもてあますことを意味する言葉として、日常よく使われています。あくびの一つも出そうな情景です。退屈しのぎという言葉もあります。 しかし、退屈は、もと…
極楽が上がりの浄土双六 昔、お正月の子どもの遊びといえば、凧揚(たこあげ)、はねつき、かるたと並んで双六がありました。振り出しから上がりまで誰が早いかを争う楽しいゲームです。 双六は古くインドに誕生しました。『涅槃経…
仏教の真理のひとつ 「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり」 『平家(へいけ)物語』の語り出しの有名な一句です。 インドの祇園精舎には無常堂があり、その四隅の軒(のき)にさげられている鐘は、修行僧…
日本の冬には欠かせない 寒いですね。暖冬に慣れた身体には、この寒さはこたえます。 ホームコタツに入り込んで、テレビを見ながら、みかんなどを食べているなんて、結構な風情ですね。 炬燵が仏教語というわけではありませんが…
特に強力な煩悩のひとつ 言っても甲斐かいのないことを、くどくどと言って歎(なげ)くことを「愚痴をこぼす」といいます。 そして、よく愚痴をこぼす人を「あの人は愚痴っぽい人だ」ともいいます。 愚痴という字を見ると、「愚…
強情な態度≒耐え忍ぶ姿 阪神・淡路大震災のとき、ワシントン・ポスト紙は「多くの被災者のキーワードはGAMANだ。GAMANとは困難に耐える意味の日本語で、ここでは大切な美徳なのだ。市民たちはお互いに、我慢、我慢と助け合…
球根だけでは花は咲かない チューリップの花は、その球根から咲きます。球根が原因(因)で花は結果(果)です。 しかし、球根だけでは花は咲かず、温度・土質・水分・肥料・日光・人間の細心の手入れなど、さまざまな条件(縁)が…
同じ蓮華の上に生まれたい テレビの時代劇などで、よく悪者同士が仲間割れして、自分だけが捕らえられそうになると、仲間やまわりの者に[こうなりゃ一蓮托生だ]などと語る場面があります。みなも同罪だ、運命をともにするぞ、という…
そのうち「以心電信」に? 以心伝心という語句は、日常会話の中でも「心から心へ伝わること」という意味でよく使われています。 しかし、この語句はもともと「不立文字(ふりゅうもんじ)」(経典の文字は熟読すべきであるが、それ…
悟りの深浅を試していた 「一言、ご挨拶を申し述べます」―儀式などのときに、よく聞かれる言葉です。挨拶状などという手紙が来たりもします。ちょっとすごんで「挨拶してやるぞ」とか、冷たく「ご挨拶ですね」とか、挨拶は今では日常…