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正直は最良の商略。ノリタケ創業者の森村市左衛門がキリスト教徒になった理由
日本には、宗教の理念をもって経営にあたり、事業に成功した実業家は少なくありません。東京大学名誉教授で経済史学者の土屋喬雄(つちやたかお)(1896~1988)は「渋沢栄一は孔孟(孔子と孟子)の教えを、森村市左衛門はキリス…
日本には、宗教の理念をもって経営にあたり、事業に成功した実業家は少なくありません。東京大学名誉教授で経済史学者の土屋喬雄(つちやたかお)(1896~1988)は「渋沢栄一は孔孟(孔子と孟子)の教えを、森村市左衛門はキリス…
今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は、渋沢栄一(しぶさわえいいち)(1840~1931)です。2024(令和6)年に発行される新しい一万円札の顔になることが決まっていますから、ご存知の方も多いでしょう。 渋沢栄…
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派が取り組むさまざまな社会活動をご紹介します。今回は、築地本願寺内にある「東京仏教学院」を取りあげます。 仏教について学ぶ夜間学校「東京仏教学院」とは? 皆…
入れ墨タトゥーが入っていても、仏教学院に入学できるでしょうか?よろしくお願いします。(男性・50代)
仏頂面はいけませんよ 和顔愛語は、「和顔」はやわらかな顔、「愛語」はやさしい言葉。つまり、文字通り、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことです。 この言葉は、学校での教訓になったり、額や書幅(しょふく)にも書かれたりして…
仏教における”悪人正機”とはどのような意味でしょうか。少し理解がしにくいため、教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。(50代・男性)
お寺が、社会とつながる時代。築地本願寺をはじめ、浄土真宗本願寺派が取り組むさまざまな社会活動を紹介します。今回は、築地本願寺でおこなわれている「TSUKIJIアカデミー」を取りあげます。 誰でも無料で仏教について学べる講…
日本の夏といえば 仏教行事の中で最も一般化したのが、お盆でしょう。盆踊り、盆灯籠(とうろう)から盆休みまで、正月と並べ、民間歳時習俗の両大関といわれて親しまれている年中行事です。 テレビは毎年、墓参風景と帰省ラッシュ…
英語じゃなかった「ニルヴァーナ」 二月十五日は涅槃会えです。 涅槃とは、サンスクリット語で「ニルヴァーナ」といい、「吹き消す」ことを意味します。 煩悩(ぼんのう)の火が吹き消された状態。すべての束縛から解脱(げだつ…
極楽が上がりの浄土双六 昔、お正月の子どもの遊びといえば、凧揚(たこあげ)、はねつき、かるたと並んで双六がありました。振り出しから上がりまで誰が早いかを争う楽しいゲームです。 双六は古くインドに誕生しました。『涅槃経…
同じ蓮華の上に生まれたい テレビの時代劇などで、よく悪者同士が仲間割れして、自分だけが捕らえられそうになると、仲間やまわりの者に[こうなりゃ一蓮托生だ]などと語る場面があります。みなも同罪だ、運命をともにするぞ、という…
球根だけでは花は咲かない チューリップの花は、その球根から咲きます。球根が原因(因)で花は結果(果)です。 しかし、球根だけでは花は咲かず、温度・土質・水分・肥料・日光・人間の細心の手入れなど、さまざまな条件(縁)が…
俳句では春の季語 「暑さ寒さも彼岸まで」「ひがん花」「ひがんだんご」などと、彼岸は昔から日本人に親しまれてきた国民的行事です。 春分・秋分の日を中日とし、その前後一週間のあいだ、寺々では彼岸会えという法事が勤められ、…
強情な態度≒耐え忍ぶ姿 阪神・淡路大震災のとき、ワシントン・ポスト紙は「多くの被災者のキーワードはGAMANだ。GAMANとは困難に耐える意味の日本語で、ここでは大切な美徳なのだ。市民たちはお互いに、我慢、我慢と助け合…
誤解して使っていませんか? 「この一敗で、自力(じりき)優勝の道は絶望ですね。あとは、他力本願に頼るしかないですね」 スポーツ報道でよく聞かれる話です。 この場合、これからいくら勝ち続けても優勝はできない。今度は相手…
修行苦に屈して心が退くこと 退屈といえば、何もすることがなく、ひまをもてあますことを意味する言葉として、日常よく使われています。あくびの一つも出そうな情景です。退屈しのぎという言葉もあります。 しかし、退屈は、もと…
メイド・イン・寺院だった食べ物 寒いですね。湯豆腐が恋しくなります。 豆腐といえば、高野(こうや)豆腐、南禅寺(なんぜんじ)豆腐、空也(くうや)豆腐などと、何となく仏教に関係があると思いませんか。 豆腐が仏教語とい…
単なる偶然ではない出会い 「袖振(そでふり)合うもタショウの縁」 傍線の部分を漢字で書け、という問題が出ました。 その解答には「多少」が圧倒的に多かったそうです。 正解は「他生」です。辞書には「多生」というのもあり…
仏教の真理のひとつ 「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり」 『平家(へいけ)物語』の語り出しの有名な一句です。 インドの祇園精舎には無常堂があり、その四隅の軒(のき)にさげられている鐘は、修行僧…
特に強力な煩悩のひとつ 言っても甲斐かいのないことを、くどくどと言って歎(なげ)くことを「愚痴をこぼす」といいます。 そして、よく愚痴をこぼす人を「あの人は愚痴っぽい人だ」ともいいます。 愚痴という字を見ると、「愚…